家選びのこと

エシカル(倫理的)視点で家について考える

2017.01.26

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「社会や誰かの役に立つものを選びたい」という価値観

 

ときどき古い日本映画を観ていると「こんな社会的マナーが許されていたんだなぁ」と驚くことがあります。

例えば、容疑者の張込みをしている刑事。足元にはポイ捨てした煙草の吸い殻がいっぱい、だったり。家庭から出た生ゴミを、川にそのまま捨てる下町の風景だったり…。隔世の感がありますね。

社会的に成熟した今を生きる私たちは、幾通りにもゴミを分別し、自然エネルギーも利用、リサイクル、エコロジーを生活の中に取り入れることが当たり前になりました。さらに消費に対しても「購入するのであれば、社会や誰かの役に立つものを選びたい」という新しい価値観を基準にする人も増えています。フェアトレード、オーガニック製品、寄付付き商品などを意識的に買うことも、エシカル(倫理的)消費と言われて、耳にする機会が多くなりました。

 

エシカル(倫理的)視点で家について考える

 

では、家を買うことに対して、エシカルな視点で考えることはできるでしょうか?

平成22年に環境省が調べたデータがあります。家庭などから出る一般廃棄物と比較して、産業廃棄物は8倍強。その産業廃棄物の業種別内訳を見ると、約2割を建設業が占めていました。さらにこれを住宅関連に絞ると、特に大量の廃棄物を生みだす要因は「解体」によるものでした。

長寿命住宅の普及を押し進める住宅生産団体連合会の資料によると、「全ての住宅が200年、解体・破棄されずに使用されたと仮定すると、年間1000万トンの廃棄物削減が実現する」というシミュレーション結果を示しています。

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長寿命のポテンシャルを持つ住宅とは
 
税法上の耐用年数は、木造が22年、鉄筋コンクリート造が47年という評価です。ただこれは実際の寿命を表すものではありません。建築基準法の厳格化、技術、資材の進化で、住宅寿命は格段に伸びています。
しかし、建物の機能や経済的要素、利用価値を考えると現実的にすべてが残存するとはいえませんが、鉄筋コンクリート住宅が、長寿命のポテンシャルを持った構造であるということは一般的に言われているところです。
 

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製造過程で発生する産業廃棄物について

 

世界では、1時間に東京ドーム127個分に相当する森林面積が失われているという説があります。

コンクリート建築の建設現場では、コンクリートを流し込む枠組みとして、一般的に熱帯雨林の広葉樹から作られる型枠用合板(コンパネ)が使われます。コンパネは、強度・剥離性が低下するため、短期使用の後、粉砕・焼却される産業廃棄物となってしまいます。概算ですが3階建て住宅を200棟建設すると、延べにして畳サイズほどのコンパネを約7万枚使うことになります。

札幌で分譲住宅「Likeシリーズ」を製造販売するデザインセンターでは、このコンパネを現場から撤廃しました。型枠は、何度も転用(再使用)できるFRP製型枠を使用しています。

年間の建築数から考えると、森林環境保全に対する影響は微細です。しかし「長寿命化によって産業廃棄物を減らす」という理念に照らすと、製造過程での廃棄物削減は、私たちにとって矛盾がないことだと考えています。

 

都市部の不燃化に寄与する耐火建築物

 

以前、このサイトのブログでイギリスの街並から思うことというタイトルで、都市の不燃化の必要性について書きました。特に大都市の木造住宅密集地区では、行政が積極的に不燃化(耐火建築物への転換と緊急時のための進入路拡張)を急いでいます。近隣からの類焼、自邸からの失火を最小限に抑えることは、地域社会に大きな影響をもたらすことになります。災害に強い家を選択するということは、社会的にも意義があることではないでしょうか?

 

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ここまでエシカルという観点で家の選択を考えてみました。しかし、例えば文化保護という観点や、経済的な観点で見ると、きっと別な選択も見えて来ることでしょう。古民家再生、マンションリノベーション、自然木材住宅など…。

いづれにしても、もし将来、次の世代に引き継ぐ資産であるとするなら、なぜこの住まいを選んだのかを、倫理観の部分でも自信を持って説明できると素敵ですね。

 

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by: RCスタイル札幌 スタッフ

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